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生産管理システムを成功に導く重要ポイント !

「なぜ「在庫精度」が70%の成否を分けるのか? PDCAの悪循環を断つ運用ノウハウ」

 

生産管理システムは、「導入したものの定着せず、失敗に終わる例が非常に多い」と言われる難易度の高いシステムです。

その失敗の根本原因は、管理サイクル(PDCA)の悪循環にあります。 計画(Plan)の前提となる「基準データ」が狂っていれば、どんなに優れたシステムでも正確な指示を出せません。そして、その基準データの中で最も重要かつ合否を分けるのが「在庫精度」です。

「在庫精度が向上すれば、生産管理システムの70%は成功したも同然」と言っても過言ではありません。

在庫精度を維持・向上させる4つの必須アクション

在庫精度を向上させるために、魔法のような近道はありません。現場での地道で正確な運用プロセスこそが、成功への唯一の道です。

1. 入力漏れをゼロにし、リアルタイムに入力する

生産良品・不良品数、資材消費数、購入・外注受入、出荷実績など、在庫に関わるあらゆる動きを現場で「漏れなく、まじめに」入力します。さらに、可能な限りリアルタイムな入力を徹底することが精度向上の第一歩です。

2. 毎日の「実績チェック」と「即時修正」

入力された各実績データは放置せず、毎日チェックして誤りをその日のうちに修正する運用習慣を確立します。エラーの早期発見が、データの歪みを最小限に抑えます。

3. 入力時に「在庫金額(単価)」を同時に登録する

単なる「数量」だけでなく、受払い入力時に必ず「在庫金額」を同時に紐付けます。(製造品=標準原価、購入品=購入単価)

4. 正確な「受払表」から評価額を適切に計算する

実績データをもとにリアルタイムな「現在在庫」と「受払表」を生成。先入先出法・移動平均法・月次平均法などの評価方法に基づき、常に正しい在庫金額を自動計算します。

運用を支えるITの仕組み(SimLexの役割)

現場に「まじめな入力」や「日次のチェック」を強いるだけでは、作業負荷が増えて長続きしません。

そこで不可欠となるのが、現場の手間を最小限に抑える仕組み(生産管理システム ✕ バーコード活用)です。

  • バーコード・ハンディターミナル活用: 手入力の手間とミスを無くし、誰でも直感的にリアルタイム入力を行える環境を整備します。

  • 一体型システムの強み: 実績入力と同時に在庫金額・受払表が自動更新され、計算の手間を完全に自動化します。

失敗しない生産管理システム構築のために システムを導入するだけでなく、「現場が自然に高精度の在庫データを維持できる仕組み」を構築することが、生産管理成功への確実なステップとなります。

SimLexの在庫管理はたいへん精度が高い。なぜか

在庫管理の設計においてこだわったのが、すべての在庫の動きを「受払台帳」という単一のトランザクションに集約するコンセプトでした。すなわち「Single Source of Truth(信頼できる唯一の情報源)」という思想で作られているからです。

場所別在庫、品目別在庫、ロット別在庫、Stock Cardなど、業務上求められる多様な在庫ビューは、個別のテーブルで二重三重に持つのではなく、すべて発生源である受払台帳から動的に集計して生成します。

「在庫」という結果の数値をあちこちに分散して保持するのではなく、事実として発生した「受払ログ」を一箇所に集約し、そこからあらゆる情報へと展開する――この設計思想は、その後のSimLex ERP全体の根幹を形作ることになります。

そして重要なのは生産管理の結果としての原価管理です。

従来の原価管理では、工程チャージ(標準レート)を用いて原価を計算する方法が広く採用されています。しかし、工程チャージの設定や見直しには専門的な知識が必要であり、特定の担当者に依存しやすいという課題があります。その結果、工程チャージが長期間更新されず、現在の工場の実態とかけ離れた数値で原価が計算されることも少なくありません。SimLex ERPでは、受払台帳に蓄積された購入価格や生産時間などの実績データと、会計システムの実際の経費をもとに原価を計算します。これにより、工程チャージのメンテナンス負担を大幅に軽減し、実態に即した原価管理を実現しています。

強固なクラウド設計・・・「現場を止めない」と「データを守る」を極限まで追求。

SimLexをご利用のお客様のうち、約70%がクラウド環境を選択されています。一方、24時間稼働の大規模工場などでは、回線障害によるライン停止リスクを防ぐため、オンプレミス環境での運用も多く選ばれています。

■ 信頼性を裏付ける3つのインフラ設計

  •  3台のレプリケーション構成による「超高可用性(HA)」 主要サーバー・データベースは、3台体制のリアルタイム・レプリケーション(冗長化)を構築。1台に障害が発生しても瞬時に引き継ぎ、システムの停止やデータ喪失を防ぎます。

  •  実体験から選ばれた「ハイブリッド型(オンプレ+クラウドバックアップ)」 過去にランサムウェア被害を経験されたお客様からは、ローカルでの高速レスポンスとライン停止回避を維持しつつ、データをクラウドへ安全に避難させる「ハイブリッド構成」が強く支持されています。

  • クラウド利用時の「1日2回自動バックアップ」標準付属 クラウドをご利用のお客様には、標準で1日2回の自動バックアップサービスを標準提供。万が一の誤操作やトラブル時も、最大半日分のデータ復元で迅速に復旧可能です。

企業の規模や現場の要求水準に応じ、「現場のパフォーマンス」と「災害・セキュリティ対策(BCP)」を最適なバランスで両立させます。

なかなか教えてもらえない生産管理システムの重要ポイント (Webinar資料)

SimLex SimLex生産管理システムの機能

生産管理システムは、セールス管理・基準日程生産計画(MPS)、資材所要量計画(MRP)、購入品・外注品管理、在庫管理、原価管理を実装しています。
セールス管理では、見積書→P/O入力→Delivery Note→出荷実績入力→Invoice入力の一連の処理、購入品・外注品管理では、P/O入力→P/O印刷→受入実績入力→Invoice入力の一連の処理が可能です。
在庫管理においては、ロケーション別に棚卸在庫処理、現在在庫、入出庫実績処理が可能でロット別在庫にも対応しています。
生産指示の発行、購入品・外注品のP/O発行は高度なMRPからの自動発行と、手入力による発行に対応しておりお客様の実情に合わせた運用が可能です。

SimLex 生産管理システム機能概要

生産管理は基本通りの販売管理となっており非常に使いやすいものとなっています。
また、各処理別に業務フロー通りのメニューが用意されていますので、日本人にもローカルスタッフにもわかりやすい操作性となっています。

  セールス管理

見積書→顧客P/O入力→Delivery Note→出荷実績入力→Invoice入力となります。顧客P/OとInvoiceには承認処理が必要です。

  購入品管理

P/O入力・印刷→P/O承認→受入実績入力→仕入先Invoice入力→Invoice承認となります。

  MPS MRP

必要時に内示入力→MPS(基準日程生産計画)→MRP(資材所要量計画)→資材所要量計画結果の確認→オーダリリースとなります。

生産指示/実績管理

MRP処理後生産指示発行または追加オーダの作成を行い、材料払出実績、生産実績入力を行います。

  在庫管理

棚卸在庫処理→入出庫入力・在庫移動・在庫品目振替、入出庫履歴→Stock Card作成となります。現在在庫はリアルタイムに更新されます。

バーコードターミナルの種類

バーコードターミナルは日本のメーカや海外メーカから発売されています。

最新のバーコードターミナルは、Android OSのものが主流で以前主流だったWindows OSのものは古いものとなっています。 Windows OSのものはWindows 7がベースのものでバーコードターミナル用のMicrosoftで対応しなくなったことが原因です。

Android OSになったことより、ユーザがスマホ感覚で使用できるようになったことで使い勝手が良くなっています。また、タブレット、スマホからの接続も可能です。容易な接続が可能なだけにセキュリティには十分な注意が必要です。

バーコードターミナルのメニュー

①生産実績をバーコードターミナルで入力

 

②出荷実績をバーコードターミナルで入力

 

③購入品受入実績をバーコードターミナルで入力

 

④品目別入出庫実績をバーコードターミナルで入力

 

⑤在庫移動実績をバーコードターミナルで入力

 

⑥棚卸実績をバーコードターミナルで入力

 

⑦場所別現在在庫をバーコードターミナルで参照

 

在庫管理システムのStock Card印刷

在庫管理システムのStock Cardの印刷 (タイ歳入局への提出義務がある)

この帳票が最終目標です。

バーコードシステム導入の留意点

バーコードシステムは失敗例も多く、成功するための留意点を述べます。

ERP、生産管理システム、在庫管理システムにおけるバーコードシステムは、数量、金額、ロケーションを管理するものです。よく見られる失敗例は、このシステムに加工条件、品質管理、日報などの製造戦略に基ずく情報を詰め込みすぎて運用できなくなることです。

・入力者はあくまでも現場担当者であること忘れてはいけません。入力されたデータを必ず2重チェックすることが重要です。

・バーコードシステムに接続されたシステムで、部品表とStock Card (FIFO, Averageが必要)を対応していること。すなわち金額管理は絶対に必要です。特に部品表がないと生産実績入力時に子品目の消費ができません。

業務視点から見た生産管理入門を参照

タイ進出を検討あるいはタイに法人を持つ日本企業様必見!

生産管理システム処理一覧

セールス管理

  • 顧客P/O入力、P/O受け書・P/O確認書の印刷。
  • ローカルインボイスとエクスポートインボイスに対応。
  • エクスポートインボイスの対応規格は、CIF・FOB・C&F・DDP・DDU。
  • エクスポートインボイス・パッキングリストのパレット管理。
  • ローカル出荷指示書・エクスポートパッキングリストの発行と実績入力。
  • 前払い入力、デービットノート/クレジットノート入力。
  • 見積書の作成機能と見積書の印刷。
  • P/O、Invoiceの承認入力。
  • 顧客別売上実績、エンドユーザ別売上実績、大分類/中分類/小分類別売上実績
  • 金型などの特注品品目マスタ、部品表の生成
  • 月度進捗表、月度出荷スケジュール表、週間出荷スケジュール表、出荷司直遅れの印刷

基準日程生産計画 (MPS)

・顧客P/Oより、必要に応じロット分割して、納期と数量を変更可能。
・顧客別内示データを作成でき、いつでも削除・追加可能。
・MPS単位の製番別在庫表示。

資材所要量計画 (MRP)

・基準生産計画をもとに、いつでも資材所要量計算が可能。
・通常の在庫引当型MRPおよび製番管理型MRPに対応。
・品目別に確定期間・内示期間を設定可能。
・最大所要量計算期間は1年間。
・ロジックとして、ロットまとめ、日数まとめが可能。
・MRPシミュレーションによる有効在庫検証。

生産指示・実績管理

  • 手入力されたオーダの生産指示を編集。
  • 生産指示書の発行。期間別設備別オーダおよび製番管理の生産指示書印刷。
  • 不良要因別実績の入力と編集機能。
  • 生産実績入力。バーコードを対応しており、オーダ別、製番別に可能。
  • 現品票、ピッキングリスト、進捗遅れ表の印刷。
  • 正展開によるロットトレースの表示。
  • P/O、Invoiceの承認入力。
  • 仕入先別購入実績、エンドユーザ別購入実績、大分類/中分類/小分類別購入実績
  • 月度進捗表、月度出荷スケジュール表、週間出荷スケジュール表、出荷司直遅れの印刷

購入品管理

  • MRPから自動計算されたオーダまたは手入力されたオーダを編集。
  • P/Oの発行。仕入先別にオーダを印刷。
  • 受入実績入力。バーコードを対応しており、P/O別に可能。
  • 前払い入力、デービットノート/クレジットノート入力。
  • 現品票、注文残明細表、原材料入庫明細表、進捗遅れ表の印刷。
  • 海外購入品の関税入力。
  • 逆展開によるロットトレースの表示。
  • P/O、Invoiceの承認入力。
  • 仕入先別購入実績、エンドユーザ別購入実績、大分類/中分類/小分類別購入実績

在庫管理

  • 現在在庫は、ロケーション別在庫と品目別在庫をもっており、リアルタイムで更新されます。ロット別在庫をまで管理しますと、ロケーション別ロット別在庫まで管理できます。
  • 棚卸在庫処理は、ロケーション別に実施できるようになっています。会計の在庫初期値としても利用されます。
  • 入出庫入力・在庫移動・在庫品目振替処理において、ロットNo管理や有効期限期限管理ができます。
  • 様々な処理により入出庫履歴が生成されます。入出庫履歴より、Stock Cardを自動生成します。Stock Cardは、先入先出法、後入先出法、Averageが可能です。

入出庫管理

  • 標準入庫処理にて、入庫情報を入力。
  • 標準出庫処理にて、出庫情報を入力。
  • 在庫移動処理にて、ロケーション間の移動を入力。
  • 在庫振替処理にて、ロケーション間の品目振替を入力。
  • 在庫移動実績の表示。
  • 在庫振替実績の表示。
  • 入出庫履歴の表示。

棚卸在庫管理

  • ロケーション別に棚卸データを作成。
  • 作成された棚卸データを編集し、現在在庫への反映と月次在庫を作成。
  • 月次在庫を表示
  • 入出庫履歴の表示。

標準原価・実際原価管理

  • 完成品別に標準原価・実際原価を算出。購入品、外注品については通貨変換。
  • 品目別の標準原価・実際原価および積上原価を算出。
  • 実際の製造時間と工程別チャージコストより、製造実際原価を算出し、材料は実際に使用した材料コストより実際総合原価を算出。

生産基礎マスタ

  • カレンダーマスタ、国マスタ、通貨マスタ、為替レートマスタ、税グループマスタ
  • 支払条件マスタ、銀行マスタ、客先銀行マスタ、会社マスタ、顧客マスタ、仕入先マスタ
  • 担当者マスタ、倉庫マスタ、エリアマスタ、ロケーションマスタ、入出庫区分マスタ
  • 工程マスタ、設備マスタ、BOIマスタ
  • 製造品品目マスタ、購入品品目マスタ、単位マスタ、大分類・中分類・小分類マスタ
  • 製品構成マスタ、販売単価マスタ、購入価格マスタ、カテゴリーマスタ